東京都台東区の元・乳幼児教育「株式会社フォーエルズ」に破産開始決定 2009年までは健康食品の企画・販売も
民間信用調査大手の帝国データバンクおよび東京商工リサーチによると、東京都台東区の「株式会社フォーエルズ」(代表取締役:植田滋)は10月31日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には中野丈弁護士(スプリング法律事務所、東京都新宿区左門町3-1、電話:03-3352-8500)が選任されている。負債額は両社とも債権者5名に対して約38億円としている。
同社は1995年7月に自動販売機による食品販売事業会社として設立された。この際の自動販売機の仕入に多額の投資を実施したが、同年中に頓挫し、健康食品の企画・販売に事業を転換。1997年に中国のバーマヤオ族自治県に自生する石蓮花の一種で「荷花掌(にかしょう)」と呼称される植物のエキスについての調査を開始し、同年に健康食品「玉蓮花」の販売を開始。その後、動物病院専用サプリメント「ニカショウハーブforペッツ」やビタミン・ミネラルサプリメント「ウェルタ」、ダイエットサプリメント「スリムラボ」など品目を増やしたほか、2001年に印刷・販促支援コンサルティング事業、2002年にビジネスホテルチェーン店の販売促進支援を開始するなど業容を拡大させていた。
その後、2005年にベンチャー・リンク(2012年3月に経営破綻)から現代表を迎え、数年後の株式上場を目標として活動していたが、2009年11月に健康食品事業部門を株式会社ビーエルエフ(東京都中央区)に譲渡して業容を縮小、2011年に乳幼児教育事業「TOEベビーパーク」を開始していた。同事業は2012年10月には全国に70教室が開校するまでに急成長していたが、2014年に同事業を株式会社TOEZ(東京都中央区)に譲渡し、同社は事業を停止。担当社員も転籍していた。以後、清算処理を進めるなかで食品販売事業における債務が負担となっていたため、今回の事態となったという。
同社は1995年7月に自動販売機による食品販売事業会社として設立された。この際の自動販売機の仕入に多額の投資を実施したが、同年中に頓挫し、健康食品の企画・販売に事業を転換。1997年に中国のバーマヤオ族自治県に自生する石蓮花の一種で「荷花掌(にかしょう)」と呼称される植物のエキスについての調査を開始し、同年に健康食品「玉蓮花」の販売を開始。その後、動物病院専用サプリメント「ニカショウハーブforペッツ」やビタミン・ミネラルサプリメント「ウェルタ」、ダイエットサプリメント「スリムラボ」など品目を増やしたほか、2001年に印刷・販促支援コンサルティング事業、2002年にビジネスホテルチェーン店の販売促進支援を開始するなど業容を拡大させていた。
その後、2005年にベンチャー・リンク(2012年3月に経営破綻)から現代表を迎え、数年後の株式上場を目標として活動していたが、2009年11月に健康食品事業部門を株式会社ビーエルエフ(東京都中央区)に譲渡して業容を縮小、2011年に乳幼児教育事業「TOEベビーパーク」を開始していた。同事業は2012年10月には全国に70教室が開校するまでに急成長していたが、2014年に同事業を株式会社TOEZ(東京都中央区)に譲渡し、同社は事業を停止。担当社員も転籍していた。以後、清算処理を進めるなかで食品販売事業における債務が負担となっていたため、今回の事態となったという。