福岡市中央区の菓子製造・販売「有限会社菓舗うぐ島」に破産開始決定 「博多旅情」「無法松饅頭」などが有名

官報（第7452号）によると、福岡市中央区警固の「有限会社菓舗うぐ島」（代表取締役：高村 弘治）は2月5日、福岡地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。事件番号は平成31年（フ）第59号で、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は平成31年4月22日午前11時、破産管財人には管納 啓文弁護士（辻井・管納法律事務所、福岡県福岡市中央区舞鶴3-2-1 DS福岡ビル2階、電話：092-733-8657）が選任されている。

同社は1946年に創業した菓子製造・販売会社。創業者が作った饅頭の形が福岡にある小島「うぐ島」に似ていたことを屋号・商号の由来とする菓子製造・販売業者で、以前は福岡市博多区奈良屋町に本社・店舗が所在していたほか、福岡駅内２箇所や北九州市にも店舗を置き、ミニバームクーヘン「博多旅情」や岩下俊作の著作『無法松の一生』の映画化により全国的な知名度を獲得した無法松に因んだ饅頭「無法松饅頭」のほか、季節限定のかるかん饅頭などを製造・販売していた。

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