東京都港区浜松町の「外食産業ジェフ厚生年金基金」が解散 同日付でDB「外食産業ジェフ企業年金基金」に移行

官報(平成31年2月1日 号外第20号)によると、東京都港区浜松町の「外食産業ジェフ厚生年金基金」(理事長:坂本純一)は2019年1月1日付で厚生労働大臣の認可により解散し、清算処理に移行したことがわかった。なお、同厚生年金基金は2018年6月時点で新年金制度への移行を発表しており、同日付で確定給付企業年金基金(DB)である「外食産業ジェフ企業年金基金」(同理事長)を設立している。

同厚生年金基金は1979年11月に当時の社団法人日本フードサービス協会を母体として設立された総合型厚生年金基金。2018年6月時点で114社・団体、約68,000人が加入する国内有数の規模の厚生年金基金で、年金資産保有高は約2200億円もの規模を誇っていた。その後、多額の被害が発生し、多数の厚生年金基金が危機的状況に陥ったAIJ投資顧問の事件の際にも、同基金は投資を行っておらず、影響を受けなかったが、その後の厚生年金保険法の改正により、「一旦解散・DB設立方式」の採用を2017年3月の代議員会において決議し、今回の事態となった。


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