東京都新宿区の飲食店経営「株式会社エッチジェー」が民事再生法の適用を申請

信用調査大手の帝国データバンク及び東京商工リサーチによると、東京都新宿区西新宿の「株式会社エッチジェー」(代表取締役:松田進一)は3月25日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し同日、保全命令を受けた。申請代理人は小畑英一弁護士(TF法律事務所、東京都千代田区平河町2丁目7番5号 砂防会館本館3階、電話:03-6206-1310)ほか3名で、監督委員には安藤信彦弁護士(安藤総合法律事務所、東京都千代田区永田町2-14-3 東急不動産赤坂ビル8階、電話:03-3597-7700)が選任されている。負債総額は債権者56名に対して約5億6000万円とのこと。

同社は2005年8月にカジュアルなアメリカンダイニングレストラン「HOOTERS」の受入会社として設立された飲食店経営会社。2008年6月にHooters of America, Incorporated(本社:米国ジョージア州アトランタ)と契約し、2010年10月25日に開店した赤坂店を皮切りに東京・銀座や大阪・本町などに店舗を展開。チアガールをイメージしたコスチュームを着たウェイトレス「HOOTERS GIRL」による接客などが話題となり、2016年9月期には約17億700万円の年間売上高を計上していた。その後、2017年12月に福岡・中洲に7号店をオープンさせたが、その後は売上が伸び悩み、2018年9月期の年間売上高は約15億5000万円に縮小。今年に入ってからは不採算となった店舗を閉鎖したことによる減損により赤字決算となっていた。尚、帝国データバンクによるとスポンサー企業は内定しており、事業・ブランドをスポンサー企業に承継させるため、店舗の営業は継続するとしている。


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