アサヒグループホールディングス、関西大学発ベンチャーのKUREiに資本参加すると発表

アサヒグループホールディングス【2502】は3月22日、株式会社KUREi(カレイ、本社:大阪府吹田市)に資本参加すると発表した。今回の資本参加は2月12日に策定した「環境ビジョン2050」の実現に向けた取り組みの一環として行うとしている。

株式会社KUREiは2016年11月に設立された関西大学発ベンチャー。関西大学化学生命工学部の河原秀久教授が独自開発した「過冷却促進物質」を扱い、農業分野での生鮮食材・果実の未凍結保存や不凍・防霜・防雪等を目的とした化成品の開発、再生医療分野などの細胞保存液、未凍結保存で長期間保存可能な臓器保存液およびその素材の開発・販売などを展開しており、アサヒグループではこのうち、グループ内の飲料工場から排出されるコーヒー粕をKUREi社に供給するなど、「コーヒー粕」由来のエキスを用いた農作物の凍霜害防止材の開発を共同で推進し、食と環境に関わる社会的課題の解決を目指すとしている。


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