今回破綻した3社のうち、かぶちゃん農園食堂は2009年7月に設立されたカフェ「かぶちゃんカフェテリア」の運営会社。グループ会社が運営していたかぶちゃん農園の敷地内においてビュッフェレストランを経営。一般顧客向けのほか、グループ企業の社員食堂としての機能も有し、グループとして事業を展開していた。今年夏に施設名を「かぶちゃんカフェテリア」から「天龍峡カフェテリア」に変更する一方、代表取締役の変更といった動きもみられたが、関係の深かったケフィア事業振興会やかぶちゃん農園が経営破綻したため、事業継続の目途が立たなくなり、今回の事態となった。
かぶちゃん製菓は2010年7月に「株式会社茶運堂」として設立された菓子製造業者(2018年1月に現商号に商号変更)。長野県内に複数所在する信州味噌を用いたみそ煎餅「みそ蔵めぐり」を製造し、道の駅やサービスエリアなどで販売するほか、通信販売も行っていた。残るケフィア・サプリメントは2012年2月に設立され、柿のサプリメントを販売していたとされる。今回の手続開始により、ケフィア・グループ企業の倒産は全国で27社(うち長野県内で11社)となっている。
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