「赤坂ラーメン」創業のストロングサトウに破産開始決定 事業は別企業に譲渡済み


信用調査大手の帝国データバンクによると、東京都港区赤坂のラーメン店経営「ストロングサトウ株式会社」は、9月2日付で東京地裁より破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は債権者約20名に対し約4200万円とのこと。


同社は、1981年(昭和56年)に屋台ラーメン屋として創業。
屋台ラーメン時代から行列のできる人気店として有名で、1988年(昭和63年)の法人改組後は、赤坂本店のほか、フランチャイズとして都立大学駅前店、渋谷店、駒沢店、上高井戸店、秋田店などを出店。台湾など海外にも出店するなど、事業を拡大させていた。

しかし、近年は近隣ラーメン店との競合などで業績が悪化。2014年9月期の年売上高は約9000万円にまで落ち込み、事業を別会社に譲渡したうえで同社については今回の措置をとることとなったという。また、関係会社の「有限会社エスニックフーズ」(資本金300万円、目黒区)も同日、東京地裁より破産手続き開始決定を受けている。

なお、事業譲渡後の「赤坂ラーメン」(本店)は現在も通常通り営業している。

コメントを投稿

コメントを投稿

Powered by Blogger.